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更新日:2006.4.01


電気自動車用スーパーモータの駆動制御

スーパーモータ概要

 スーパーモータとはハイブリッド自動車用に日産が独自に開発したモータである。従来のモータに比べ小型化、高効率化を実現できる可能性のあるモータである。

 構造の特徴としては、同軸上に極対数の異なるインナーロータとアウターロータの2つの永久磁石のロータが存在し、両ロータに共通のステータがその2つのロータに挟まれている構造になっている。2つのロータの極対数が異なるため、同期する電流の周波数が違うということを利用し、各々のロータに同期する電流を複合電流としてステータに流すことにより各ロータを独立に制御できる。

PMモータのトルクリプル低減法

一般に集中巻きのPM モータはステータに高調波磁束が発生しやすく、これがトルクリプルを発生させる原因になりうる。本研究では歪んでいる誘起電圧から高調波磁束分布を解析し、それを考慮したモデルを考案し、トルクの式のリプル分をキャンセルするように電流制御する方式を提案した。

誘起電圧の歪み
誘起電圧の歪みによる生じたトルクリプル
プラントモデルの再考により トルクリプルの低減ができた

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