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更新日:2006.4.01


HB型ステッピングモータの位置センサレス制御

研究背景

 ステッピングモータは、基本的にフィードバックを必要としないで簡単に高精度な位置決めができる、いわゆるオープンループ式モータである。そのため、システム価格が安価なモータとしてOA・FA機器を中心に広く普及している。

研究概要

 ステッピングモータは開ループで励磁を切り替えるため、ある周波数領域では過渡特性は振動的になり脱調(モータが回転出来なくなる状態)する。そこで電圧・電流情報からロータの位置情報を推定し位置センサレス制御を行うことにより全周波数領域で安定な駆動が出来る可能性がある。特に本研究では、まだ確立されていない駆動周波数数十[Hz]ほどの低速駆動でのロータ位置推定法の確立を目指す。

 現在、実験で推定誤差は±11°以内を実現した。

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