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更新日:2006.4.01


複数並列接続可能なUPS(無停電電源)の独立制御 (詳しくはこちら)

UPSは、停電時にコンピュータ等が急停止するのを防ぐために、電力を供給する装置です。

研究背景

 情報化社会になると,重要なプラント(病院,空港,銀行,通信用など)への電力供給に適した高信頼性の電源装置の必要性は増える.但し,高い信頼性の電源装置を構成するために,電源装置1台だけでは足りない可能性がある.よって複数台の電源を並列接続する必要がある.しかし,この構成は不安定になりやすいため,並列制御が必要である.

独立制御

 河村研究室で複数台の電源を並列制御する自律分散方法を提案された. その手法の特徴としては,電源装置間または電源装置と負荷の間に通信信号がないという利点がある.各電源装置の出力電流を測定し,ディジタル処理により平均値の有効分電流と無効分電流を計算し,簡単な制御構成で出力電圧のパラメーター(位相と振幅)を計算する.

なぜ複数台並列接続?

  • 電流量の増大
  • 電流定格の減少
  • 装置寿命の増加
  • より速い過波応答
  • 高い信頼性
  • 冗長可能

実験装置:DSP パワーアンプ、オシロスコープ、パソコン、インバータ回路(将来)


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